■適正AVとは
簡単に言えば、【適正AV】は日本の法令を守って
制作されるアダルト映像作品のことです。
審査団体に作品内容の審査を受け、合格すると
正式なルートで販売、配信されます。
ちなみに、AV新法で認められている販売の停止も
正式なルートで制作された作品でないとできません。
また、制作する前に法令に順じた統一契約書
が出演者(貴女)と制作者(AVメーカー)で交わされます。
契約書には、細かい撮影内容や
メーカーから支払われるギャランティ(出演料)、
販売方法、販売地域、宣伝方法、発売日、制作者の連絡先など、細かく書かれています。
万が一、撮影現場で契約と異なる状況があった
ときは拒否できること。
問題が発生した場合の相談窓口の連絡先も
記載されています。
また【適正AV】出演に際しては、女優、男優ともに
性感染症健診(陰性証明)が必要です。
面接、契約、撮影時などにおける現場は録画
で可視化されています。
(これは強要、強制がない証明用で外部には出ません)。
そして、契約に際しては、マネージャーは同席しません。
つまり誰からも契約を促す、強制されることはありません。
つまり、その契約内容に貴女が納得、
同意した上でサイン&捺印し、仕事をしていただきます。
【適正AV】に出演する意思決定権は女優にあります。
■同人AVや個人撮影って?
同人AVはすべて自主規制で制作されます。
審査は受けませんので、モザイクなし、薄消しの違法な動画の場合もあります。
販売は主にネット上の動画配信です。
ロイヤリティ(権利報酬)などはありません。
正式な契約書はなく、その多くが現場での口約束です。
事前に聞いていた話と撮影内容が違うこともありえます。
また、個人撮影なので販売等はしない、と約束していても
販売されてしまうこともよくあります。
性感染症の検査は必要ありません(男優もしません)。
避妊に関しても、その場の流れでしない場合もあります。
ギャラは当日支払われるようですが、難癖をつけ値切られることもあります。
後日払い、と言われ逃げられてしまうこともあるようです。
制作者が逮捕された事例もたくさんあります。
その場合、出演モデルも警察で事情調書を受ける可能性があります。
無修正だと知っていて出演した場合、女優が
わいせつ物頒布等罪の幇助(ほうじょ)罪で逮捕された例もあります。
制作者が逮捕され著作権が曖昧(あいまい)に
なった動画がネットに出てしまうと、
正直、もはや手の打ちよう(回収、削除不可)がありません。

現在のAV業界で【適正AV】に出演し、女優の人権を守り、法令順守された環境で働くのなら
CCR を含めたプロダクション協会加盟の事務所との契約が必要だということになります。